

関連するSDGs目標
環境汚染や事故の原因となる化学物質は、正しく安全に管理していくことはもちろんのこと、使用量の削減や安全性の高い化学物質への代替など、環境負荷低減に向けた取り組みも企業の重要な責任です。
化学物質を使用しているセイコーグループの事業会社では適正な管理や削減活動、また継続的に化学物質管理の教育や訓練を行っています。
化学物質使用量の削減
セイコーNPC(株)は、ICウェハー製造工程内の洗浄装置の更新に伴い、硫酸の使用量削減に取り組みました。薬品漕の容積の最小化などの合理化と効率化を図った結果、洗浄装置単体での使用量は従来から31%削減を実現しています。
また、排水処理工程における処理条件を見直した結果、廃アルカリを3.7%削減しました。

化学物質管理教育
セイコーグループでは、環境教育のプログラムの中で化学物質管理の専門講座を設けています。講座では化学物質の特性やリスクについて、また、化学物質に関わる法規制、実際の管理におけるポイントなどを多岐にわたり教育しています。
また、化学物質の漏洩などの緊急事態を想定し、その対応策やコミュニケーションに関する手順書を整備しています。 定期的に手順書に基づいた緊急事態対応訓練を実施し、手順書の有効性を確認すると同時に、汚染の拡大防止の方法を実践で習得しています。
