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福島千里

応援してくれる人に"1番のありがとう"を伝えたい。
その最高の瞬間まで、私は歩みを止めない。

北京・ロンドン・リオデジャネイロオリンピック日本代表。
女子100m、200mの日本記録保持者。
日本選手権の100mで2010年から2016年で7連覇を成し遂げ、2011年の世界陸上では日本女子史上初となる準決勝進出を果たした。
2016年6月の日本選手権で200mの自己記録を6年振りに更新。

入社 2018年 出身 北海道 年齢 29歳

Career & Title

主な戦歴

2008年
北京五輪 日本代表 (100m)
2009年
ベルリン世界陸上 日本代表 (100m, 200m)
2010年
広州アジア大会 100m・200m金メダル
2011年
大邱世界陸上 日本代表 (100m, 200m)
2012年
ロンドン五輪 日本代表 (100m, 200m)
2013年
モスクワ世界陸上 日本代表 (200m)
2014年
仁川アジア大会 100m銀メダル・200m銅メダル
2015年
北京世界陸上 日本代表 (100m, 200m)
2016年
リオデジャネイロ五輪 日本代表 (100m, 200m)

自己記録

100m
11秒21 (2010年 織田幹雄記念国際陸上競技大会) 

日本記録

200m
22秒88 (2016年 日本陸上競技選手権大会) 

日本記録

Schedule & Result

Movie

ーー セイコー入社を決めた経緯を教えてください。

福島 : 東京オリンピックを目指すにはレベルアップが必要で、そのためには環境を変えたいと、しばらく前から思っていました。環境を変えること自体が効果を生むし、変えることでもっと成長できると考えました。そんな中、昨年の日本選手権で(山縣選手のトレーナーの)仲田トレーナーと知り合い、山縣選手が行っていた8月の合宿に参加させてもらったのが始まりです。そこから通常の練習も一緒に行うようになって、次のステップが見えてきました。山縣選手がセイコーに入社して素晴らしい成果を出しているのを見て、走ることに集中できる、自分が強くなれる環境作りをサポートしてもらえる企業だと感じたので、入社を決断しました。

ーー 周囲の反応はどうでしたか。

福島 : みんな応援してくれました。母は、「どこにいても心配なことは変わらないので、自分のやりたいようにやりなさい。」と背中を押してくれました。

ーー 東京の家が決まらないうちに北海道を引き払ってきたと聞きましたが。

福島 : はい。トレーナーの仲田さんも、(山縣選手と福島選手の二人を担当している)マネージャーの瀬田川さんもびっくりしていました。思い切りはいい方です。

ーー 実際にチームに合流してみてどうですか。

福島 : 今までは、一人でトレーニングすることが多く、練習の間は常に「オン」の状態で張りつめていました。だから練習が終わると精神的にも疲れてしまいましたが、チームだと練習の合間に雑談したりして、「オン」と「オフ」の気持ちのメリハリができるのがいいです。仕事仲間がいる感覚です。山縣選手ががんばっているから、自分もがんばろうとか、モチベーションになります。トレーニングメニューの感想やタイムを共有して、トレーナーに改善方法を相談したりもできます。同性同士のチームではないのも、ライバル意識が出過ぎず、いい組み合わせだと感じています。また、自分が体感したことのない日本男子トップ選手のスピードを隣で見て、自分のリミッターを外せる気がします。走ることに集中できる環境は、更に上を目指すには理想的です。夢と目標に大きく近づきたいと思います。

ーー 試合の前や走っている間には、何を意識し、何を考えていますか。

福島 : 試合前は、無理してリラックスしようとせず、「緊張するのが普通だ」と思うようにしています。走るときは、イメージを思い描いてスタートします。イメージ通りにならなかったときは走りながら挽回を図りますが、うまく行かないこともあります。逆にイメージ通りになっている時、例えば200mの日本記録を出したレースでは、とてもいい感覚で走れていたので、後半は「このまま脚を回していこう」と考えました。「ここから上げよう」と考えると無駄に力んでしまうので。それがうまく行きました。

ーー 福島さんにとってタイムとは?

福島 : 走っているときに大体自分がどのぐらいのタイムで走っているか、感覚で分かります。良い感覚や上手くいっていない感覚が、合っているかを確認する方法がタイムです。タイムの壁があるかと言われれば難しいですが、超えられないタイムがあるとは思いたくないです。しばらく更新していない100mの日本記録も、理想とする走りができれば更新できると思っています。

ーー ライバルは?

福島 : 誰かに勝ちたいという思いよりも、自分の記録をもっと伸ばしたいという気持ちの方が大きいです。海外の選手と戦うには体格や経験が必要になってきます。国際大会で結果を残せるように戦える準備をしていきたいです。

ーー 小さいころの話を聞かせてください。陸上を始めたきっかけは?

福島 : 小学校4年の時、足が速かったので、先生に勧められて陸上クラブに入りました。練習で友達と遊べるのが楽しかったです。小さいころからずっと一番だったわけではなく、体が小さかったこともあり、スタートは一番早くても最後には抜かされることも多かったです。北海道なのであたりまえのように、夏は陸上、冬はスピードスケートをやっていました。でもスピードスケートは、試合の朝が早く、試合までの待ち時間が寒いのがつらくて、あまり続きませんでした。スポーツ以外にはピアノを習っていました。

ーー プライベートについて聞かせてください。

福島 : 好きなことは、リラックスすることと寝ること。休日は、のんびりしていて気が付くと夜になっていることもあります。食べ物に好き嫌いはないです。ニックネームはありませんが、先輩たちからは「チー」と呼ばれています。東京に引っ越して感じたのは、意外と寒いことです。生まれ育った北海道は、断熱の効いた建物の中は暖かいですし、何より東京は暖かいはずと思っていたからかもしれません。しかし夏はもっと苦労するだろうな...今から夏が来るのが心配です。

ーー 福島選手にとって時計とは?

福島 : 今までは時計をしていませんでしたが、時計は沢山の人を魅了するものだと思います。実際山縣選手も入社後、時計を集めていると聞いているので、これから私も好きな時計を見つけたいし、その時計に似合う自分になりたいです。ランナーにとって時間とは常に隣り合わせで、切っても切れない縁なので大切にしたいです。

ーー 最後に抱負を聞かせてください。

福島 : 新しい環境で練習に取り組み、日本記録更新と一つ一つのレースで結果を出すことを目指します。応援よろしくお願いします。