時計の歴史

講義の初めは、時計の役割と歴史を学びます。日常生活の色々な場面で役立つ時計も、もともと地球にはなかったものです。人類は、時間を知るためにどんな探求をしてきたのでしょう。7000年前に人類が初めて作った時計「日時計」に始まる、自然の力を利用した古代の時間計測の進化と歴史を学びます。

10秒実験

もし、今当たり前に存在する時計がなくなったら、私たちはどのようにして時間を計り、時刻を知ることができるでしょうか。たわし、砂、水、ひも、メジャーなど、身の回りの物を使って、正確な10秒を作り出す実験をします。実験の結果を元に、正確な時間を作り出す法則【周期×回数】を学びます。

ふりこと時計

より正確な時計を作り出すために、人類は探求を続けます。5年生の理科で習う「ふりこの法則」が正確な時計を生み出し、携帯できる時計、さらに正確な時計へと進化した歴史を学びます。

機械式腕時計の観察

機械式腕時計を構成する小さな部品の動きをルーペで観察します。標本で部品の名前や数も観察しながら、正確な1秒を作り出す仕組みと技術を体験します。機械式腕時計の時刻合わせも実際に行い、時計の種類や構造についても学びます。

時計職人体験

時計に使われる小さなネジをピンセットでつまみ、直径0.9mmの穴に入れる体験をします。30秒で何個入れることができるか、ゲーム感覚で挑戦しながら、機械式腕時計の緻密な構造を完成させる時計職人の技を体感することができます。