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「時育®わくわく時計教室」は、時(時間)の大切さや時計の仕組みを学ぶ機会として社外向けに開催を続け、毎回、多くの参加希望者が集まる次世代育成プログラムです。子育て世代の社員が企業の垣根を越えて集い、グループ企業同士の交流のきっかけとなるよう、今回初めてグループ社員とその家族向けに「わくわく時計教室~日時計編~(以下日時計編)」を開催しました。開催された当日の様子と、企画を手掛けた時育チームの思いをお届けします。

親子で引き込まれる「時」の歴史

ウオッチ事業からシステムソリューションまで、国内では数十社のグループ会社を擁するセイコーグループ。今回は小学3〜6年生のお子さんと保護者の2人1組で、合計9組の参加となりました。グループ会社の垣根を越え、全国各地から集まった親子が銀座に顔を合わせました。

わくわく時計教室の様子 画像

日時計編の座学は歴史から始まります。セイコーの創業や時計の歴史、日本で初めて誕生したクオーツ時計のことなど、真剣に聞き入るお子さんたちと、保護者たち。クイズへの回答も積極的にたくさんの手が挙がりました。

座学の様子 画像

座学の後は、時と時計の博物館「セイコーミュージアム 銀座」の見学へ。特に、3階「自然が伝える時間から人がつくる時間」と4階「精巧な時間」を中心に、数千年前に誕生した日時計から、現代社会のコンパクトで機能的な時計までの歴史を追いかけました。

後半は、「日時計編」のメインとなるオリジナル日時計づくりと、屋上スカイガーデンでの実験です。セイコー特製の日時計は、世界中どこに行っても時間を見られるよう設計された優れもの。子どもたちは思い思いの絵を描き、世界でひとつだけの日時計を完成させると、さっそくスカイガーデンでその仕組みを確かめました。

実験の様子 画像

「お母さん・お父さんの会社、すごいね」参加して感じた"体験価値"

参加してみようと思ったきっかけと、今日の感想を聞かせてください。

時計の奥深さを子どもに教えてあげたいと思ったためです。娘も行きたがったので、応募しました。実際、スライドも説明もすごくわかりやすくて、娘も一生懸命ノートを取りながら聞いていました。時計について学ぶ姿勢が見られたのは新鮮で嬉しかったです。(保護者)

工作が好きなので、日時計をつくるのが楽しみで来ました。今日は屋上にも上がれたし、昔の時計の見学では、初めて知ることもたくさんありました。お父さんの会社の人に会うのは少し緊張したけど、会社にもいろんな仕事があるんだなあって思いました。(小学5年生・女子)

時計塔と日時計 画像

今日のわくわく教室は、どんなことを期待して参加されましたか。

普段から、工場見学や企業の見学に行くのが好きなので、社員向けに教室が開催されるならぜひ行きたいと思いました。息子も物の仕組みを知るのが好きなので、日時計のことを教えてもらったり、時計の部品が見られたのも良かったです。普段は協力会社に勤めていることもあり、私自身も初めてお会いする方々との交流が新鮮で、楽しい時間でした。(保護者)

時計ってこんなにいろんな大きさとか種類があるんだと知れたのが面白かったです。ミュージアムには、すごく大きな時計があってびっくりしました。でも屋上の時計はもっと大きくて、音もすごい迫力だった。お母さんてこういう仕事なんだって初めて知りました(小学3年生・男子)

座学の様子 画像

なぜ今、社員向けなのか。時育チームに聞く企画のねらい

社員の親子向けに「時育®わくわく時計教室」を開催した背景や、今日のために工夫した点を教えてください。

― 渡上さん:私たちは、「時育®」を、より多くの方に知っていただきたいと考えています。その一環として、グループ社員とそのご家族に体験していただく機会を設けました。社員の皆さんにとって、自社の社会貢献活動を体感できる機会になりますし、親子で参加することで、子育て世代同士の交流が生まれることも期待していました。今回のイベントには、そんな“つながり”を育む思いも込めています。

― 作村さん:今回は社員向けの開催ということで、実施時間帯は参加しやすいタイミングとなるように配慮しました。一方で、ワークショップの内容は、普段一般の方々向けに実施しているプログラムと同じものにしました。体験後に率直な意見や提案を伺い、今後のプログラム改善につなげたいと考えたためです。
ワークショップ終了後には懇親の時間を設け、社員の皆さんからはプログラムへの感想を、お子さんたちからは時計教室で使用している模型や開発中の教材への意見を伺い、アンケートにもご協力いただきました。今後の活動に生かせる多くの気づきを得ることができました。

― 冨田さん:皆さんからは、「親子で楽しい時間を過ごせた」「子どもの学びにつながった」など、うれしい感想をたくさんいただきました。また、運営面についても温かい言葉をいただき、これまで培った運営のノウハウやホスピタリティを評価していただけたことは、大きな励みになりました。
夏休み期間中の開催ということもあり、「自由研究のテーマとして活用できそう」「子どもとの思い出づくりになった」といった声も多く寄せられました。中には、「普段から『あの時計塔がお父さんの会社なんだよ』と子どもに話していたので、スカイガーデンを一緒に訪れることができてよかった」という感想もあり、社員とそのご家族にとって、会社をより身近に感じる機会になったと思います。

冨田さん 画像

今回の開催を通じて、どんな手応えや感想、今後の展望などを感じていますか。

― 渡上さん:今回、想定を上回る数のご応募をいただき、多くの方に関心を寄せていただけたことをうれしく感じています。一方で、ご応募いただいたすべての方をご案内できなかったことは心残りでもありました。
当日は、保護者の中に機械式時計の研修講師や設計士など、“時計のプロフェッショナル”が参加されていたため、懇親会では子どもたち向けにミニ講義をお願いしました。また、特別ゲストとして時計職人にも参加いただくなど、社員向け開催ならではの交流の機会になったと思います。
参加した親子にとって、時計づくりの魅力や奥深さを身近に感じられる時間になったのではないでしょうか。

― 作村さん:多くの社員がご家族と一緒に参加したいと応募してくれたこと自体が、セイコーが大切にしている組織風土の表れだと感じています。以前から、「子どもと参加したいと思って毎回応募しているけれど、なかなか当選しない」「人気の企画なので、社員は応募を遠慮してしまう」といった声を耳にしていました。そうした声も、今回の企画を実施するきっかけの一つになっています。
社員とそのご家族が“セイコーファミリー”として参加することで、会社が取り組む社会貢献活動への理解も深まったのではないかと思います。社員一人ひとりが、自分たちの仕事やグループ各社の取り組みが社会とつながっていることを実感できる機会はとても大切です。そうした気づきが、仕事への誇りや働きがいにもつながるのではないかと感じています。

― 冨田さん:今回の反響からも、社員やご家族の関心の高さを実感しました。参加者の皆さんからは、新しい「わくわく教室」のテーマについてもさまざまなアイデアをいただいています。こうした声を今後のプログラムづくりに生かしていきたいと考えています。
今回は、率直な感想や意見を伺える貴重な機会でもありました。私たち自身にとっても多くの学びがあり、今後の活動につながるヒントを得ることができました。これからも、社員とそのご家族が楽しく交流しながら、新たな発見や学びを共有できる場として発展させていきたいと思います。

社員とそのご家族がともに学び、交流しながら、セイコーの社会貢献活動を体感した「時育®わくわく時計教室」。参加者の笑顔や寄せられた多くの声からは、時間について考える学びが世代を超えた対話を生み、新たなつながりを育んでいることがうかがえました。今回の取り組みは、時育が目指す「時間を通じた学び」の価値を、あらためて感じる機会となりました。

時育チーム 画像

常に内容のブラッシュアップに余念がない時育チーム(左から)冨田さん、渡上さん、作村さん。時育に向けた3名の熱い思いは以前の記事でもご覧いただけます

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