"f分の1ゆらぎ"という癒し効果の歌声を持つサラ・オレイン。
2018年5月19日 放送
#38:サラ・オレイン

番組レポート

"f分の1ゆらぎ"という癒し効果の歌声を持つサラ・オレイン。
NHKの英会話番組にレギュラー出演中で、大河ドラマの挿入歌を担当するなど現在注目を集めているオーストラリア出身の歌姫は、類まれなる才能の持ち主です。
まず、音楽家・服部克久と披露するのは、アンドレア・ボチエッリとサラ・ブライトマンがデュエットした名曲「Time to say goodbye」
クラシックとポップスの要素が混ざった壮大なサウンドを、息の合った2人が作り上げていく様は、観ているこちらも惹き込まれていきます。

続いて披露するのは、「天空の城ラピュタ」より「君をのせて」
実は『ジブリ作品を観て日本語を勉強した』という彼女は、前半は母国語である英語で、後半は日本語詞で歌唱します。
坂本昌之が手がけたサウンドは、ティンホイッスルやブズーキなど珍しい楽器が登場し、彼女が幼い頃から親しみのあるケルトミュージックの要素を加えたアレンジに。
サラ・オレインのルーツが感じられるセッションとなっています。
そんな中、彼女が初挑戦で歌唱するのは、映画SINGのオープニングをかざるビートルズの名曲「Golden Slumber~Carry That Weight」
アレンジは斎藤ネコが担当し、映画のアレンジとはまた一味違う歌い手の持ち味が存分に生かされた至高のサウンドに仕上がっています。
また自身が作曲した「Animus」を、ヴァイオリニストとして披露しサラ・オレインの魅力を余すところなく詰め込んだ今回の「Sound Inn "S"」一夜限りのサウンドと共に、是非お楽しみください。
※曲順は放送順と異なる場合があります
出演者メッセージ

斎藤ネコさん「Golden Slumber/Carry That Weight」
私は、自分のコンサートでも新しいことにチャレンジすることが好きです。
そして今回、挑戦したのは事前の打ち合わせであがったビートルズの曲。
私がこの歌を初めて聞いたのは、映画SINGの中でした。オープニングをかざるこの豪華な一曲を聴いた瞬間、これはなんのミュージカルの歌だろうと思い、後でビートルズの曲だと知りビックリしました。
そんなSINGのこの曲の壮大な世界へのオマージュのようなアレンジをされた斎藤ネコさん。初めてお会いするネコさんは、私が変えたいと思った歌とアレンジの部分をその場で調整して下さいました。映画の中のジェニファー・ハドソンのバージョンだと合唱が入っているため、ソロのヴォーカルになった時、どうすれば低音でも埋もれないか、アドリブのフェイクを入れられるように主メロを違う楽器に演奏させたらなど、ネコさんがアレンジを変えて下さいました。

服部克久さん「Time To Say Goodbye」
アンドレア・ボチエッリとサラ・ブライトマンのデュエットを10代で初めて聴いた時、自分が大好きなクラシックとポップスの要素が混ざった壮大な世界を、たった一曲で表現できることに感動しました。今回は服部克久さんによって情熱溢れる壮大なアレンジで歌わせて頂き心が開放されました。先生の優しいアドバイスにより、後半の歌い方をもっと力強く変えたことでさらにドラマチックなクライマックスになりました。あまりにも気持ちよくて、私が最後のトップAの高音をかなり長く伸ばすと、息が切れないか、まだ続くのか!というサスペンスの中、指揮されていた先生の姿が印象に残っています。またぜひこのアレンジで歌いたいです!

加藤昌則さん (オリジナル)「Animus」
普段歌うのがバラードやロングトーンが多い曲であるため、アルバムやコンサートでは、変化を出すためにアグレッシブで激しい曲をヴァイオリンで表現しています。自分の中の「男性的」でダークな部分を、私の音楽のルーツである楽器を通して表してみました。陰と陽、光と影。暗さがあるからこそ光が引き立つ。今回は、加藤昌則さんアレンジ・私が作曲のAnimus(女性の中の男性的な魂)を、オリジナル編成で初めて収録演奏出来たことに感謝しています。

坂本昌之さん「君をのせて」
日本人が誰でも知っているこの名曲。「天空の城ラピュタ」はジブリの中で私が最も好きな作品で、これを見ながら日本語の勉強をしました。
自分の母国語である英語で始まり、後半に日本語を入れることによって、「来た!」というホッとする感じを。そして一曲の構成でヴァイオリンと歌を両方いれたいという思いをベースにアレンジをして下さった坂本昌之さん。そして、なんととても嬉しいことに、私が大好きなケルティックミュージックの要素も加えて下さいました。私はワールドミュージックも昔からずっと聴いていて名前の「オレイン」はゲール語であります。普段ではなかなか生で共に演奏できない伝統的な楽器とのコラボが出来て、何度も歌って演奏している曲なのに、坂本さんのこのアレンジに刺激され、歌とヴァイオリンのこぶしが自然とケルト風のものになりました。ラピュタのルーツが実はウェールズと関連があるという坂本さんのお話も聞けてビックリしました!
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