Sound Inn S
2025年12月21日 放送
#129:村井邦彦1時間スペシャル
番組レポート
スタジオ収録では、村井作品へのトリビュートとして豪華なライブが繰り広げられました。
島田歌穂が伸びやかに歌い上げる「翼をください/赤い鳥」(Arr.大嵜慶子)、上白石萌音が透明感あふれる歌声で届ける「ひこうき雲/荒井由実」(Arr.本間昭光)、斎藤宏介が新たな魅力を引き出す「美しすぎて/GARO」(Arr.笹路正徳)。
さらに、村井さんのルーツ・ミュージックでもある「Let’s Dance」のセッションでは、96歳となったクラリネット奏者のレジェンド、北村英治さんが参加。村井さんと北村さんが慶應義塾大学時代に所属していたサークル、慶應義塾大学ライト・ミュージック・ソサィエティの現役メンバーも参加し、村井さん自身が指揮を執ることで、先輩・後輩が一堂に会する番組初の貴重なコラボレーションが実現しました。
そして、盟友である作詞家・山上路夫さんが新たに詞を手がけた新曲「ふるさとを愛する」(Arr.クリスチャン・ジェイコブ)を、元・赤い鳥のメンバー・紙ふうせんが温かく歌い上げます。
番組の締めくくりには、札幌オリンピックのテーマ曲「虹と雪のバラード」と「翼をください」のメドレー(Arr.ホルヘ・カランドレリ、斎藤ネコ)を、島田歌穂が東京混声合唱団、杉並児童合唱団、セイコー合唱団とともに歌唱。世代を超えた歌声が重なり合い、スタジオは感動的な大合唱に包まれます。
名曲誕生の裏側やYMO誕生秘話など、本人インタビューと滅多に見ることのできない貴重映像を交えながら、昨今のシティポップの礎を築いた村井邦彦の歩みをたどる1時間。
日本の音楽シーンを支えてきた“メロディの記憶”に触れ、あらためて音楽の力を感じていただける、特別な時間をお届けします。
また、今回の放送もTVerにて見逃し配信も実施します。ぜひ番組を「お気に入り登録」してご覧ください。
※曲順は放送順と異なる場合があります。
出演者メッセージ
村井邦彦さんに見守っていただきながら、贅沢な編成で大好きな曲を歌わせていただきました。とても緊張しましたが、本間昭光さんにアドバイスをいただきながら、気持ちよく歌えたと思います。改めてこの曲の持つ繊細で伸びやかな魅力に感じ入りました。
上白石萌音さん
1970年の作曲家村井邦彦さんとの出会いから、55年目に村井邦彦さん、山上路夫さんコンビの新曲を歌えることに、喜びを感じ、豊かなサウンドに包まれて歌いました。
音楽への情熱、音楽を信じる感性、音楽を楽しむ心を持った村井さんのフットワークは、今も少年のように軽やかで素敵です。
紙ふうせんさん
慶應義塾大学ライト・ミュージック・ソサィエティでクラリネットを学んだ私ですから、
ライトとの共演は里帰りのような時間です。
青春が一気に戻ります。
ライト出身の村井邦彦さんや現役の皆さんと共演できるチャンスを下さった「Sound Inn S」に感謝し、大いに演奏を楽しみました。
この「幸せな気持ち」が電波に乗って伝わりますように
北村英治さん
2回目の出演となりますが、今回も音楽を奏でる興奮に全身を包まれながら歌うことができました。
村井邦彦さんの楽曲の素晴らしさをお伝えする一助になれれば幸いです。
斎藤宏介さん
2年ぶりに出演させていただき、とても嬉しいです。
今回は、尊敬する村井邦彦さんのロマンティックで壮大な音楽の世界に、感動で胸が一杯になりながら歌わせていただきました。
服部CEOとご一緒に歌わせていただけた事も、とても光栄でした。
「Sound Inn S」さんならではの特別なコラボレーション。
また一つ、幸せな一期一会を本当にありがとうございました!
島田歌穂さん
Sound Inn Sは僕にとってとても懐かしい番組です。
番組を作ってきた友人たち、編曲の服部克久さん、前田憲男さん、プロデューサーの渡辺正文さんたちは、日本の音楽文化の向上と国際化に大きな貢献し、日本のポピュラー音楽のクオリティを国際水準に引き上げた人々です。そんな番組を提供し続けてきたセイコーにも感謝しています。
現在、制作を務める服部英司さんは克久さんの甥であるということも伝統の継承を感じさせます。番組に参加できてとても嬉しいです。
村井邦彦さん
※五十音順
