2023年　社長　新年挨拶

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年は、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種率向上やウィズコロナの定着などにより、経済活動に緩やかな回復の兆しが見られたものの、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化に起因する原材料及びエネルギー価格の高騰や、世界的なインフレ進行など、世界経済は不安定な状況が続きました。
そうした中、当社グループは、当期を初年度とする５か年計画である第８次中期経営計画「SEIKO Milestone 145 = SMILE145」をスタートさせ、新たに定めた３つの戦略ドメイン「エモーショナルバリューソリューション」、「デバイスソリューション」、「システムソリューション」を中心に事業を進めました。さらに10月1日には、社名をセイコーホールディングス株式会社からセイコーグループ株式会社に変更し、持株会社が各事業を「束ねる」経営から、各事業が持株会社を中心に水平に「つながる」経営へと移行するなど、当社グループにとって大きな節目となる年となりました。
今年は、SMILE145で定めた2026年のありたい姿である「人々と社会に感動をもたらす高付加価値・高収益な製品・サービスを提供する、ソリューションカンパニーになる」に着実に近づくため、「感動（Moving）、高付加価値（Valuable）、高収益（Profitable）」の頭文字からなる「MVP戦略」を基本に、当社グループならではの付加価値の高い製品・サービスに一層注力し、社会課題の解決に貢献すると同時に事業の成長を目指してまいります。

近年、我々を取り巻く環境の不確実性は一層高まっており、これからも想定外のことが起こることが考えられます。あらゆる変化に柔軟かつ迅速に対応しつつ、お客様とともに成長を続け、社会の発展に貢献できるよう、セイコーグループ一丸となって取り組んでまいります。
本年もよろしくお願い申し上げます。