Sound Inn S
2020年9月19日 放送
#66:大橋純子

番組レポート
今回のゲストは、元祖“シティ・ポップス”の歌姫・大橋純子さん。
近年ネットを中心に、70年代後半~80年代初頭に日本でリリースされたレコ ードアルバム、いわゆる“シティ・ポップス”が海外から脚光を浴びています。
その中でも特に人気が高いのが、大橋純子さんのアルバム曲「テレフォン・ナンバー」。
アレンジの十川ともじさんが、さらに普遍的なサウンドに仕上げたパフォーマンスは、ボーカルと管楽器、コーラスとが一体となり、思わず体でリズムを刻んでしまうノリノリなセッションとなりました。

続いては、1982年「日本レコード大賞・最優秀歌唱賞」を受賞した際に披露した
「シルエット・ロマンス」を重実徹さんのアレンジでお届け。
1981年に発表され、数多くの人に愛された、大橋さんの代表曲を
ピアノとボーカルを際立たせたサウンドで、ご堪能ください。

ラストは、大橋さんの第2の故郷と言えるニューヨークを歌った
ビリー・ジョエルの「New York State Of Mind」を斎藤ネコさんのアレンジで披露します。
2年弱ニューヨークで生活した経験があり、自身の音楽のルーツはアメリカ音楽と語る大橋さん、その想いが壮大なストリングスサウンドと共に心に響きます。
デビューから46年、当時から変わらない日本人離れした歌唱力と
圧倒的な表現力…そのキャリアが凝縮されたパフォーマンスを存分にお楽しみください。

※曲順は放送順と異なる場合があります。
出演者メッセージ
この状況下にあって素晴らしいライブを体験させていただいたこと、まずは感謝申し上げます。
40年前のシティポップも、もちろん代表曲もそして私の気に入っている洋楽カバー曲も
こんなに贅沢なステージで歌えるとは思ってもみませんでした。
本当に心地よく、楽しいひと時でした。うれしかった!
「なんでもない日常」がどれほど愛おしいものだったのか、あらためて考えさせられる今の状況の中で、
私にとって「歌える」ことがどれほどの喜びであり、元気の素であり、生きがいだったのか気づかされた時でもあります。
病気で2年近く休業した後、昨年末にやっと復帰を果たした矢先だけに尚更です。
今年の予定はすべて中止や延期になり、ライブ活動はもう無いかもしれない。。。 出口の見えないトンネルの中にいるみたいに諦めかけた時のこの収録でした。 お互いの間にはスクリーンがあったりはしますが、まさかミュージシャンに囲まれてセッションできるなんて!
音楽の中でみんなが一つに唱和する感覚は最高です!
あらためて音楽の素晴らしさに感動しました。
今年初の生ライブは奇跡であり、まさに至高の時でした。
音の中でみんなが一つになり、一瞬にして嫌なことも忘れさせ、笑顔になる。 音楽の力ってすごい!何事も諦めずに頑張ろう!ってあらためて思いました。楽しかった!!
ありがとうございました!!!
大橋純子
