持株会社には珍しく新卒採用を行い、新入社員・若手社員にも重要な仕事を任せているセイコーグループ株式会社。それぞれに責任を感じながら職務にあたり成長を実感している新入社員3名に、就職活動時から現在、そして将来のビジョンまで、さまざまな想いを聞きました。
文学部卒。幼いころからさまざまなチームスポーツを経験してきたスポーツマン。スポーツ以外の趣味も豊富な行動派。
経営学専攻博士前期課程修了。中国出身で、大学3年時から日本での生活を開始。自前の一眼レフで写真を撮ることが趣味。
文学部卒。大学時代の専門は日本中世史。特に戦国時代の研究に励んできた歴史好き。学生時代は塾講師のアルバイトに注力。
幼少期からサッカーやアメリカンフットボール、大学ではラクロスと、さまざまなチームスポーツを経験してきました。その経験から、私はチームの一員として周りを巻き込みながら、ともにゴールをめざすことにやりがいを感じる性格だと自己分析し、社会人としても広い視野をもって行動し、仲間と一緒に高い目標に挑める会社に就職したいと考えていました。
学生生活はコロナ禍の時期だったので、心身ともに健康な生活をしたいと思いジョギングや音楽鑑賞をはじめました。大学では経営学、特にマーケティング領域におけるブランドの研究を行っていたので、スポーツや音楽のように心を動かすことを通じてブランドの価値を創出し、中国を含むアジア圏から魅力を発信できる日本企業で力を発揮したいと考えて就職活動を行いました。
私は学生時代、塾講師のアルバイトに注力していました。高校受験のサポートをしていく仕事は非常にやりがいのあるものでしたね。またA.Wangさんと同じように私もコロナ禍にウクレレをはじめたり、もともと好きだった史跡めぐりをしたりと学生生活を楽しんでいました。そうした背景もあって就活では、歴史とブランドがあって、若いうちから挑戦・成長できる会社で働きたいと思うようになっていきました。
就職は人生のなかでも一番大きな選択になるので、後悔のないように就職活動を進めていこうと考えていました。だからこそいろいろな企業を見て、そこで自分がどのように働いていくかもかなり想像しました。結果的にはグループ全体として展開している幅広い事業に関わることができ、広い視野をもってさまざまな仕事に挑戦できる点で、当社への入社を決めました。
私は大学院で学んできた経営学の理論を実践で生かせるところ、幅広い視野で仕事ができるところなどを重視して就職活動をしていました。さらに日本の素晴らしい製品を世界に広めるお手伝いがしたいという気持ちもあったので、伝統あるセイコーグループでこれまで培ってきた価値に新たなものを加えていきながら、グローバルに働きたいと考えました。
私もY.Funabashiさんと同じようにいろいろな企業を見ようと考えました。それが視野を広めることにつながって良かったなと今は感じています。企業として伝統があるというのは、それだけ長く信頼を集めてきた証なので、長く歴史のあるこの会社で働けることはうれしいですし、その伝統を引き継いでいく仕事がしたいと考えて当社に決めました。
中国の友人から、大好きなセイコーの腕時計を現地でなかなか入手できないという話を聞いて、セイコーのすぐれたブランド価値を一層グローバルに発信する必要性を感じました。セイコーでのブランディグ業務を通して、当社のもつ日本文化やモノづくりのスピリットといった感性価値(※)を世界中のお客さまに届け、ニーズに応えることを通じて社会を豊かにしていきたいと考えていました。
私の場合は誰かを支える仕事が向いている性格なので、持株会社の当社でほかの事業会社をサポートして成果を生み出していく仕事にとても惹かれました。また若手のうちからさまざまなことに挑戦して成長していける環境なので、積極的に自ら発信しながら、周囲の方と協力して、伝統と信頼を未来に引き継いでいく仕事をしたいと考えて入社しました。
私も持株会社という形態に魅力を感じています。グループ全体が機動的に事業活動を行えるようにサポートすることに加えて、グループ全体の価値向上のため社内外・グループ内外のステークホルダーに働きかけながら、ITから小売といった幅広い事業を通じてセイコーの価値を高める仕事をしていきたいと考えました。
※消費者の感性に働きかけ、感動や共感を得ることで生まれる、商品やサービスの付加価値のこと。
大きなギャップは感じていません。自分が大学院で学んだことを生かしながら、先輩たちと一緒に仕事ができています。もちろん仕事では難しいなと思う場面もありますが、我ながら真面目な性格だと思っているので、少し大変なことでも、どうやったら克服できるかなと楽しみながら仕事をしています。
会社全体が真面目で働きやすい雰囲気はあるかもしれないですね。私は思っていた以上に会社が静かなことにギャップを感じました。会社ってもっとガヤガヤしたところかなと思っていたので(笑)。ただずっと真面目に静かというわけではなく、気軽に話しかけたり相談したりできる雰囲気はありますし、すごくメリハリが効いて仕事に励みやすい空間だなと感じています。
自分の成長機会という点で、経営層の方と非常に距離が近いことは事前に聞いていた以上だとびっくりしました。実際には会うことなんてそんなにないだろうなと思っていたのですが、全くそんなことはなく、あいさつは毎朝しますし、気軽に声をかけてくださり、心構えや精神的なことだけでなく仕事面でもアドバイスをもらえ、すごく刺激的な日常を過ごしています。
私は経理部に所属しているのですが、7月末に最初の四半期決算があり、そこで早速自分の担当業務を任せてもらうことができました。各部門の社員からの質問に答える機会もあり、信頼してもらっているんだなと感じましたし、できることが広がっている達成感も味わえました。本当に若手に挑戦させてくれる会社だなと感じています。
挑戦させてもらえる風土があるというのは、私も実感しています。私は人事部で採用業務を担当していて、9月初めにはオンラインインターンシップで総合司会という企業の看板とも言える仕事を任せていただきました。 学生時代は何気なく参加していたイベントですが、運営する側は大変ですね(笑)。ただ学生目線と企業目線を両立できるのが今の自分の強みだと思うので、そういう個性はこれからも生かしていきたいと思っています。
私も広報部の一員としてブダペストで開催された世界陸上2023に出張したり、プレスリリースを書かせてもらったり、さまざまな仕事を任せてもらえています。当社では英語や中国語でも情報を発信するのですが、従来の中文翻訳に違和感があったので、自分で手を挙げて代わりに翻訳させてもらったことがあります。その時に、やりたいことをアピールすれば任せてもらえる企業風土を強く感じました。
落ち着いた社風が自分にとっては一番の魅力です。分からないことをなんでも聞ける雰囲気がありますし、分かるまで優しく丁寧に教えてもらえるのでありがたいです。それと任せてもらえる仕事量は、別の会社に行った友達と比べても大きく、責任感をもって取り組めるのでやりがいや成長を感じられています。
グループ全体で常に革新に取り組んでいて、自分もそのプロセスに関与できることが魅力です。仕事のスピード感もあり、新製品やサービスを通じて未来を創造していることを実感できる環境ですが、会議などでも1年目の私に「A.Wangさんはどう思いますか?」など意見を求めてくれるので、すごく信頼してもらえていると実感しています。
私は仕事のダイナミックさに魅力を感じています。 たとえば私の担当するグループ採用業務は1万人を超えるセイコーグループ全体に影響を及ぼす、スケールの大きな仕事です。その一方で当社自体は少数精鋭であるため、二人が話すように若手にも大きな裁量権が与えられていて、非常にやりがいを感じています。
当面は、サステナブルな社会づくりという大きな社会的課題に会社を通じて貢献できればうれしいです。そのためにも、目先のスキルアップはもちろん、年次を重ねても自己成長を遂げていきたいと思います。そして将来的には、国際的な広報活動を主導し、セイコーのブランド認知をグローバルで拡大させるポジションを目指したいです。
私もしっかり成長していきたいと思いますし、まずは今担当している経理の仕事で一通りのことを一人でできるようになりたいです。その後は、外部と関わる部署やグループ他社への出向なども通して多くの仕事で視野とスキルを広げて、そのなかで自分の専門性や強みを見出して、それを発揮していければと考えています。
私も周囲から評価されるような自分の強みを伸ばしていきたいと思いますし、さまざまな経験ができる当社であれば、そんな強みをしっかり見つけていけると感じています。いずれは社内外の方との接点を増やして、さまざまな仕事のつなぎ役、言うなればグループの「ハブ」のような役割を果たせればうれしいです。