SEIKO  HEART BEAT Magazine 感動の「時」を届けるスポーツメディア

検索
Team Seikoメンバーが選ぶ2024年の漢字!それぞれが描く新年の抱負と決意 Team Seikoメンバーが選ぶ2024年の漢字!それぞれが描く新年の抱負と決意

Team Seikoメンバーが選ぶ2024年の漢字!それぞれが描く新年の抱負と決意

文 大西マリコ

2024年(令和6年)が幕を明けました。新年が始まるにあたっては1年の目標や抱負を考え、決意とともに新たな気持ちで仕事や学業のスタートダッシュを目指す方もいるでしょう。セイコーがサポートするアスリート集団「Team Seiko」のメンバーたちも、2024年でのさらなる活躍を目指しています。今回はメンバーそれぞれに2024年を漢字一文字で表してもらい、どんな1年にしたいかを語ってもらいました。

常に自分の限界に挑み続けるアスリートの言葉は、スポーツの分野だけでなく広く一般の方々の心にも響くものがあるでしょう。Team Seikoからのメッセージが、2024年に飛躍を遂げようとする多くの方の背中を押す機会となればと願っています。

山縣亮太/陸上「鋭く尖って結果を出したい」

山縣亮太『尖』

2024年の漢字は『尖』

『尖』という漢字を選んだ理由は2つあります。1つは目標に向かって鋭く、尖るように進んでいくという意味です。もう1つは、2023年に作った土台をベースに結果を出して突き抜けていきたいという思いが込められています。『尖』という漢字は、『大』という土台で『小』をしっかりと支えていますよね。

僕も2023年は、右膝を2021年秋に手術して以来、1年7ヶ月ぶりに実戦復帰を果たして練習や試合を通して土台作りに励みました。正直なところ、結果が出ずに悔しい思いもたくさんして「辛抱の年」ではありましたが、一方で、やりがいも感じた1年でした。大きな結果を出すためには土台も大きくないと支えられないと思うので、2024年はこれまでの土台を支えにしつつ、鋭く尖って結果を出したいです。

応援してくれる方々へのメッセージ

人それぞれ「辛抱の時期」があり、特にコロナ禍の影響で多くの方々が「辛抱の時期」を送ってきたことと思います。そんな中でも目標や理想に向かって努力したり、自分を表現したりすることを諦めない――そんな土台作りは、必ず未来の役に立つはずです。どんな時でも後悔しないよう、2024年も一瞬一瞬を大切に、理想の未来を描いていきましょう。

棟朝銀河/トランポリン「心躍る、躍動感のある演技を見せたい」

棟朝銀河『躍』

2024年の漢字は『躍』

2024年は心躍る、躍動感のある演技を見せられる1年にしたいという思いから『躍』の漢字を選びました。2023年はなかなか思うようにいかず、自分自身が楽しめず、心躍る演技を見せられなかったと反省しています。「自分が楽しんでいないとなかなか結果も出せない」と思うので、まずは競技をとことん楽しみたいです。『躍』には飛躍という意味もあるので、飛び跳ねるトランポリンには最適の漢字かなとも思いました。

2024年は「躍動感あるな」とか、「心躍って楽しくやっているな」と思ってもらえる「棟朝らしい演技」を披露していきたいです。競技成績がなかなか出ずに苦しい状況ではありますが、いつも温かく見守っていただける恵まれた環境に感謝しつつ、「トランポリンが好き」という気持ちが躍り出るような演技をお見せします!

応援してくれる方々へのメッセージ

僕自身の場合、トランポリンの競技をするうえでは、自分が楽しむことがスタート地点だと感じています。もちろん、周囲の応援はパワーになりますが、まずは自分の胸に「楽しめているか」「心躍っているか」を常に問うようにしています。みなさんもまずは自分自身が楽しめているのか、熱中して何かに取り組めているかを見つめてみてください。何が自分の原動力になっているのか、心躍る要素は何かが分かれば、より自分の気持ちや行動に素直になれるかもしれません。

デーデー ブルーノ/陸上「新しい自分に進化、今よりも前進したい」

デーデー ブルーノ『進』

2024年の漢字は『進』

新しい自分に進化する、今よりも前進するという目標を込めて『進』という漢字を選びました。2024年にはパリで世界の大舞台がありますが、前回の2021年の東京大会では「新しい自分」に出会えた実感がありました。しかし、その後の2022、2023年は足踏みしているというか、2年間試行錯誤していた面もあります。2024年はまた新しい自分や、新しい世界に出会いたいです。

そして、大学時代の監督であり、現在もコーチをしていただいている高野進さんのお名前である『進』という漢字にも掛けています。大学生の頃から、社会人になった今もずっと指導していただいていて、尊敬している僕の恩師です。2024年はこれまで以上に高野コーチを信じて成長するぞという気持ちを『進』という漢字に込めています。

応援してくれる方々へのメッセージ

きっと誰もが、人生良い時もあれば悪い時もあると思います。その時に「自分を信じて前に進もうと思えるか」で、未来は大きく変わるはずです。だから僕は、足踏みしている状態の時も常に自分を信じて前に進もうと努力し続けます。小さな一歩でも、前進すれば後の大きな一歩につながるはずです。2024年は気持ちを新たに、歩みを進めていきましょう!

坂井聖人/競泳「気持ちも環境も一新して、新たな挑戦を」

坂井聖人『新』

2024年の漢字は『新』

2023年秋から練習場所を変えたので、新しい場所で心機一転、もう一度自分の目標に向かって挑戦するぞという気合いを込めて『新』という漢字を選びました。僕はここ数年ケガが多く、思い通りに結果を出せないレースが続いています。2023年はケガも治りつつあり、タイムも上がってきて充実した1年でした。その良い波に乗れるよう、覚悟を決めて練習場所を一新するというリスクの大きな変化を選びました。新たな挑戦に「復活」という意味も込めて2024年こそは新しい環境と気持ちでもう一度活躍したいと思っています。

応援してくれる方々へのメッセージ

新しいことにチャレンジしたり、環境を変えたりすることには勇気が必要です。実際に僕も、すごく悩んで練習場所を変えました。でも大きな結果を得たり、成長したりするためには今まで以上のことをやらないと何も変わりません。決断が難しい場合は周囲に相談したり、アドバイスを取り入れたりしながら、新しい自分になるべくまずは一歩を踏み出してみてほしいです。

豊田兼/陸上「競技に誠実に向き合い、実りある1年に」

豊田兼『実』

2024年の漢字は『実』

競技に誠実に向き合い、さらに実りある1年にしていきたいという思いで『実』という漢字を選びました。2023年の特に前半は「辛くても結果を出さないと」と無理をしていた部分があったのですが、2024年は良い意味でもう少し力を抜いて、自分自身と向き合って競技に臨みたいです。また、僕自身の競技人生のピークはまだまだこれからなので、自分でもいつが実りの時と言えるかはまだ分かりません。「2024年こそは実るんだ」という気持ちを持ち続けながら、自分の成長を信じて2024年も練習に励みます。

応援してくれる方々へのメッセージ

実りある年にするためには、目標に対して毎日、誠実に向き合うことが大事だと思っています。同じ1年間でもただ漠然と過ごすのと、目標を意識して過ごすのでは未来が大きく変わるはずです。2024年が終わる時に「やりきった」「実りがあった1年だった」と少しでも感じられるように、日々を大切にして、小さな努力を積み重ねていきましょう。

大橋悠依/競泳「意志あるところに道開く。志を高く持って」

大橋悠依『志』

2024年の漢字は『志』

2024年は、私にとって勝負の年です。自分の力を最大限に出し切るためには強い意志が必要だと思うので、『志』という漢字を選びました。「意志あるところに道は開ける」という言葉が好きなのも理由の1つです。辛いことがあっても、勝利への強い意志があるからこそ頑張れるのだと思います。

2023年は、勝負の2024年のために確認や調整に費やした1年でした。2024年はその成果を全力で出し切り、自身の水泳キャリアの集大成になる年にしたいと思っています。勝利の瞬間を力強く描き、自分がやりたいことを思いっきりやりきります!

応援してくれる方々へのメッセージ

何かを成し遂げたい時に必要なのは、「何が何でもやってやる」という気持ちの強さです。私自身も、その強い意志で夢を叶えてきました。だからこそ『志』の大切さを知っていますし、みなさんにも大切にしてほしいと思っています。また、成し遂げるためには日々の努力も欠かせません。大きな志を持つことで、小さな日々の取り組みにも意味を持つことができるはずです。毎日を大切に、2024年を過ごしましょう。

佐藤翔馬/競泳「レースはもちろん、自分自身に勝つことを意識して」

佐藤翔馬『勝』

2024年の漢字は『勝』

目の前のレースに勝つことはもちろん、自分自身にも勝つことを意識して1年を過ごしたいという思いで『勝』という漢字を選びました。2023年は思うような結果を出せず、それは同時に僕自身に勝てなかったのだと解釈しています。2024年は絶対に1番になりたいです。『勝』を意識してやっていきます。また、自身のキャリアを考えると、2024年はアスリートとしての折り返し地点かなと感じています。ここまで積んできた経験が活きてくる時期だと思うので、ここでしっかりと『勝ち癖』をつけたいです。

応援してくれる方々へのメッセージ

日常の中で勝負を意識して過ごす方は多くないかもしれませんが、視点を変えて「自分に勝つこと」を意識してみることをおすすめしたいです。すると、昨日の自分では乗り越えられなかったことが、今日の自分なら乗り越えられるかもしれません。僕も1日1歩でも前に進み、成長できるよう「自分への勝利」を意識しながら生活するので、みなさんも自分自身との戦いに勝利できる1年を目指しましょう!

福島千里/セイコースマイルアンバサダー「2024年も学び続ける1年に」

福島千里『学』

2024年の漢字は『学』

2023年も学びの年だったのですが、2024年はさらに学んでいく、学びを止めないという決意を込めて『学』という漢字を選びました。また、ある方に「学ぶことを辞めるのはコーチを辞める時だ」という言葉をいただいたことも、学びを継続するモチベーションになっています。

2022年に大学院を修了し、2023年は日本陸上競技連盟からの推薦でナショナルコーチアカデミーに参加し、コミュニケーションやマネジメント、コーチングについて学ぶ貴重な機会を得た年でした。私は今、選手を支える側の立場なので、2024年は学びを活かして関わる方々の目標を的確にサポートしていきたいです。

応援してくれる方々へのメッセージ

私自身、『学ぶ』ことは知識を得るだけでなく、自分の価値観や世界を広げることにもつながると実感しています。また、自ら学んで得た知識は自分自身の視野を広げ、視点を高めてくれるとも感じています。学びは成長だと思うので、2024年の終わりにさらにパワーアップした自分に出会えるよう、私もみなさんもたくさんのことを学べる年になると良いなと思います。

2024年も「Team Seiko」に熱いエールを!

スポーツを通して人々に感動を届け、“世界中が笑顔であふれる未来づくり”を体現するアスリートチーム「Team Seiko」。2024年も大いに活躍し、私たちに数々のドラマを見せてくれることでしょう。メンバーそれぞれの新たな1年の抱負が叶うよう、2024年もみなさんの熱い応援をどうぞよろしくお願いいたします!

RECOMMENDあなたにオススメの記事

Seiko HEART BEAT Magazine

Seiko HEART BEAT Magazineは、
スポーツが生み出すわくわくドキドキする瞬間を、
アスリートへのインタビューやスポーツにまつわるトリビアを通じてお伝えする、
セイコーのデジタルスポーツメディアです。

HEART BEAT Magazineトップ