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服部真二

セイコーグループ株式会社
代表取締役会長兼グループCEO兼グループCCO

服部真二

当社は2022年10月に「セイコーホールディングス株式会社」から「セイコーグループ株式会社」へと社名を変更いたしました。グループの総合力を強化し「束ねる」経営から「つながる」経営へとシフトすることで、ソリューションカンパニーとして、社会課題の解決に取り組むサステナブルな経営体制への変革を推進しています。そして各事業会社がグループ内で互いに「つながる」ことでシナジー効果を発揮し、足し算でなく掛け算で「ワンチームのセイコー」として成長してまいります。

この成長戦略を推進する体制として、「エモーショナルバリューソリューションドメイン」、「デバイスソリューションドメイン」、「システムソリューションドメイン」の3つの戦略ドメインを設定しています。私たちは、この3つの戦略ドメインを通して、社会からの要請に高い信頼で応え、幅広い分野の社会課題の解決に貢献するとともに、グループとしてサステナブルな成長を実現していきます。

ソリューションカンパニーへの変革の羅針盤となるのはグループパーパスです。

<グループパーパス>
革新へのあくなき挑戦で、
人々と社会に信頼と感動をもたらし、
世界中が笑顔であふれる未来を創ります。

このグループパーパスにある「笑顔あふれる未来」を作ること、すなわち次世代に明るい未来を届けることは今を生きる私たちの重要な役割だと考えています。
現在進めている中期経営計画「SMILE145」の最大のメッセージは、単にハードやソフトを販売する会社ではなく、「ソリューションカンパニー」になるということです。
創業者の服部金太郎は、日本が不定時法から定時法へと大きく変革する中、社会の基盤となる正確な時間を人々に提供する時計事業こそが必要なソリューションであると考え、1881年に服部時計店を創業しました。それから140年以上が経ち、私たちを取り巻く環境は規模とスピードを増しながら変化し続けています。変化の激しいVUCAの時代にあって、当社グループは次々に生まれる新たな社会課題に対応するソリューションカンパニーになることを目指しています。当社グループにとって、ソリューションカンパニーを目指すことは、原点回帰であると同時に変革への挑戦でもあります。
SMILE145の初年度は着実な成果を残した一方で、多くの課題への気づきもありました。収益性の改善と社会に貢献する事業へのシフトを同時に進めていくことは簡単なことではありませんが、ソリューションカンパニーへの変革はこの二つを実現することであり、それこそがグループパーパスを体現することです。ステークホルダーの皆さまとの対話を深めながら、私たちの目標「ソリューションカンパニー」になるために「常に時代の一歩先」を見据え、「革新へのあくなき挑戦で」「世界中を笑顔であふれる未来を創る」ことを社員全員が常に忘れず、「時代とハートを動かすセイコー」として感動の瞬間をステークホルダーの皆さまとともに刻みながら150周年、さらにその先へと一歩ずつ着実に進んでまいります。
引き続きご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。

高橋修司

セイコーグループ株式会社
代表取締役社長

高橋修司

2022年、当社グループは新たな中期経営計画「SMILE145」をスタートしました。近年我々を取り巻く環境の不確実性は一層高まっています。このようなVUCAの時代にあって、私たちに求められているものは、変化への柔軟な対応と戦略の迅速な実行により確実に成果を上げることです。より長期的な視点を持ち、社会課題解決への貢献を推進することにより、社会とともに持続的な成長を目指すことが、現中期経営計画のポリシーとなります。

現在の中期経営計画は、グループ10年ビジョンからバックキャスティングで策定し、創業145周年となる2026年度に向けた5か年計画であるため、SEIKO Milestone 145、略して「SMILE145」というネーミングとしました。バックキャスティングで課題を逆算して達成しながら、2026年のありたい姿を目指しています。

<2026年のありたい姿>
人々と社会に感動をもたらす
高付加価値・高収益な製品・サービスを提供する、
ソリューションカンパニーになる。

このSMILE145の基本方針は「MVP戦略=感動(Moving)、 高付加価値(Valuable)、 高収益(Profitable)」です。ソリューションカンパニーになるためには成長性があり、競争力のあるMVP製品・サービスが必要です。MVP戦略で目指すのは、社会課題の解決と収益性の向上です。当社グループが生み出す製品やサービスが社会課題の解決に貢献することで、その価値が認められ付加価値のあるモノとして高い収益性を保つことが可能になり、サステナブルな企業としての成長につながります。社会課題の解決と収益性の向上を実現するため、私たちは新たなMVP製品・サービスを創出し続けてまいります。また、事業の成長のためグループ全体で取組むべきこととして、SDGs活動、人材育成や従業員とのエンゲージメント向上、革新を実現するDXの加速、R&Dの強化、ブランディング活動の5つをグループコア戦略と位置づけています。これらのドメイン別事業戦略とグループコア戦略を掛け合わせたマトリックス経営を継続して進めていきます。

「セイコーグループ株式会社」という社名にはグループがより強くつながり、さらに周りのステークホルダーの方々をつないでいきたいという思いが込められています。当社グループはどのような時においても、「革新へのあくなき挑戦で、人々と社会に信頼と感動をもたらし、世界中が笑顔であふれる未来を創ります。」というパーパスを胸に、グループ一丸となってインクルーシブで循環型な社会の実現を目指すことで、サステナビリティ経営を推進してまいります。引き続きご支援のほど、お願いいたします。