診断結果
あなたのクロノタイプは…
中間型
中間型の人は、自分の好きなように時間を使えるときは午前8時ごろまでに目覚めることが多いです。午前遅めから午後早めにかけての3〜4時間程度の間に取り組む作業に特に集中できます。午後4〜6時の時間帯は体を動かす作業に向いています。睡眠についても、午後12時ごろには眠くなることが多いです。
中間型は、全人口の40%程度と考えられています。
「時間学」の一川先生からの
アドバイス
集中したい作業は遅めの午前~夕方にかけてがベスト
中間型の人は午前の早い時間帯はなかなか起きることができません。早い時間帯に起きるためには目覚まし時計が必要な人も多いでしょう。起床後も、午前の早い時間帯は身体も頭もあまり動かない状態だと思います。朝早くの時間帯は、激しい運動や集中力を必要とする作業は避け、そうした作業は午前の遅い時間帯や午後から夕方にかけて取り組みましょう。
深夜には眠気を感じるようになることが多いと思います。眠気を感じたら仕事を切り上げ、就寝の準備を始めた方が良いでしょう。
おすすめの生活スケジュール
午前
午前
身体よりも頭を使うデスクワークなど
中間型の人は、午前の早い時間帯に行う「朝活」にはあまり向いていません。睡眠時間を削られてしまうのであれば、「朝活」は避けた方が良いでしょう。午前中はまだ代謝が比較的低い状態です。この時間帯は本を読んだり、資料をまとめたりするような、身体よりも頭を使うデスクワークに向いています。一方、集中する必要のある会話や議論には向いていません。
午後
午後
対人的な仕事や体を動かす作業を行う
午前の遅い時間帯や午後の早い時間帯は徐々に代謝が上がってきているため、全タイプともにグループ内での会議や打ち合わせに向いています。
午後の時間帯にその日の代謝のピークを迎えます。筋運動を伴う運動などの成績は、この時間帯にピークとなりやすいです。身体を動かす作業はこの時間帯に行うと効率が良いでしょう。
また、この時間帯はマニュアル(レシピ)を見ながら初めて行う作業をするなど、短期の記憶を行うような作業の能力が上がります。多くの作業記憶容量(※)を必要とするような会話や、議論などの対人的課題も行いやすいです。
※脳の前頭前野が担うワーキングメモリ(working memory)において、一度に保持できる情報の量
Tips
Tips
眠気を感じたら短時間の仮眠を
昼食後は一時的に集中力が落ち、眠くなることがあります。眠気を感じたら無理をせず、仮眠など休息を取ると良いでしょう。
日中でも眠気を感じると、作業効率は落ちてしまいます。その場合は20分程度までの仮眠を取ると、その後にすっきりした状態で効率よく作業に取り組むことができます。ただし、日中の時間帯に30分以上睡眠を取ってしまうと、夜の睡眠の質を落とすことがあるため要注意です。
就寝前
就寝前
ブルーライトを避けてリラックス
夜にかけて次第に代謝が落ち、心身の活動も低下し、眠気を感じるようになります。中間型の人は深夜の時間帯には眠気を感じることが多いです。
眠気や疲労を感じると、様々なパフォーマンスが低下すると思われます。そのため少しでも眠気を感じたら、その日の作業は終わりにし、次の日に回した方が良いでしょう。また、早く就寝して睡眠時間を確保することで、翌日の作業もエネルギッシュに取り組みやすくなります。
就寝前に布団に入ってからスマートフォンなどを見ていると、ブルーライトにより目が冴えて入眠が難しくなります。スマートフォンではなく本を読むなどして、眠くなる時間を待ちましょう。
毎日の睡眠サイクルは一定に保つ
毎日の睡眠サイクルは一定に保つ
睡眠の間は起きている間に学習した事柄が無意識下で精緻化・組織化されます。また、日中の様々な活動によって傷んだ身体部位を修復するホルモンが入眠後の一定の時間帯に多く分泌されます。こうした睡眠中の様々な過程をはかどらせるため、睡眠時間は十分取り、入眠のタイミングも大きく変動させないようにしましょう。
監修:千葉大学大学院 人文科学研究院教授 一川誠
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