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ニッポン放送ホリデースペシャル Seiko presents "Baton to the Future"~山縣亮太 未来へのスタート~ 番組レポート

2016年12月27日

セイコーは、12月23日、ニッポン放送のラジオ番組『"Baton to the Future"~山縣亮太 未来へのスタート~』を提供しました。

番組では、山縣亮太選手が今年の活躍を振り返り、日本中が熱狂した男子4×100mリレーの様子や、これからの目標などを熱く語りました。また、訊きたい話題や関係のある人達の名前を書いたバトンを箱の中から引いて、そのテーマについて語ってもらうバトントークで、プライベートな一面にも迫りました。ここでは、その様子を一部ご紹介します。

- まずは、今年の活躍を振り返っていこうと思います。一言でいうと、どんな一年でしたか?

山縣:やはり、オリンピックですね。去年は、2016年のオリンピックのために腰を治さなきゃいけないと位置づけた一年だったので、しんどかったですが、辛抱した甲斐があったかなという感じでした。
今年の最初の頃は、自己ベストが出せるのか自信もなくて。でも、その中で、春から良い記録を出すことができたので、段々自信がついていきました。冬の間にフィジカルトレーニングを積んだ効果がしっかり出たのかなと思いますね。

- 我々からすると、10秒の勝負、1/100秒をどう刻んでいくか、凄く細かい作業だと思うのですが。

山縣:100mは緻密なものの積み重ねで、「心・技・体」3つの要素それぞれが日々少しずつ成長していって積み上げた結果、自己ベストがあるのかなと思います。体と技術が良くても、試合直前のメンタルがちょっと崩れただけで結果は出なくなるので、そのバランスは本当に難しいと思います。

- オリンピック、やはり400mリレーは感動しましたね。予選が終わって決勝までの間、4人でどんな話をしたのですか?

山縣:予選でアジア記録を出せて良い雰囲気だったのですが、決勝に向けて記録をもっと縮めないとメダルは取れないとみんな思っていたので、そのためにどこを改良するか、具体的にはバトンの部分でと、すぐ話し合いました。決勝で8/100秒縮めることができたのは、バトンパスが大きな要因です。1走の私と2走の飯塚さん、2走の飯塚さんと3走の桐生君の間の助走を始める距離を1/4歩伸ばして、3走の桐生君と4走のケンブリッジ君の間は半歩伸ばしましたが、これが難しいんです。伸ばすことによって出る側の選手は怖くなる。思い切り出られるかどうかが凄く大事で、あまり伸ばしすぎてもバトンゾーンから出て失格になる可能性があるし、伸ばさないとタイムは縮められない。非常に難しいバランスの上に成り立っています。

-そして、決勝では37秒60で、みごと銀メダル。いかがでしたか?

山縣:嬉しかったですね。ケンブリッジ君がボルト選手と並んだじゃないですか。あの時にメダルはいったなと思ったんですが、計時板にジャマイカの次に日本がパッと出て、もう、跳びあがって喜びました。

-銀メダルが決まった日の夜は、4人で盛り上がったのですか?

山縣:晩餐会をやって盛り上がりましたね。みんなでハンバーガーを部屋に持ち込んで、食べて盛り上がりました。アルコールはなしで、可愛いく、ハンバーガーで祝勝会をやりました。

-やはり、今年を振り返った時、400mリレーが一番思い出に残るシーンですか?

山縣:そうですね。あの時の高揚感、達成感は今まで経験したことがなかったので、2016年、この瞬間が一番かなと思います。

-今年の走りに点数をつけるとしたら何点ですか?

山縣:90点くらいでしょうか。足りない10点は、目標にしていた9秒台が達成できなかったのと、オリンピックの準決勝で最初と最後修正すべきポイントがあったからです。

-その修正すべき点がクリアされれば、日本人初の9秒台ですか?

山縣:それはいくだろうと思います。2016年全体的に良い走りだったので、今のまま怪我をせずに来年につながっていけば、もう記録は出るだろうと思っています。9秒台は自分の中では、夢とか目標ではなくて、クリアしなくてはいけないもの、自分の自己ベストの少し先にあるものとして捉えています。これから、日本のスプリンターはドンドン9秒台に入っていくと思っているので、その先駆けになれればと思います。

-では、ここからはバトントークに入ります。ピンクのバトンを取られました。

山縣:「仲田健トレーナー」。この方は、去年の冬からお世話になっているフィジカルのコーチです。今年、自分の一番の変化の一つに体つきが大きく変わったことがあるのですが、その体を作ってくれた方が健さんです。健さんのところでトレーニングしなかったら、今年、絶対ダメだったろう、と思えるような人です。一言でいうと、体幹トレーニングのやり方が独特で、陸上競技は、動きながらの体幹の安定が大事なのですが、凄く実践的なトレーニングを教えて下さいます。その後に、ウエイトトレーニングを入れたりすると、とても走りに活きるというか。健さんの存在は、今年、欠くことのできない存在になりました。

-続いては赤いバトンですね。

山縣:「食事」ですね。一人暮らしで、自炊がメインでやっていますが、凝り性で、パパッと簡単に作っちゃえばいいのですけど、ひと手間加えたくなるみたいな。後で写真に撮るのですが、手間を加えるのと抜くのとで見映えが全然違うし、ごはんもより美味しくなるんです。色取りも考えます。あと、大ざっぱですが、肉の種類や部位だとか、その時の自分の状態に合わせて作ったり、炭水化物やビタミンをしっかり取ると疲労も抜けやすくなる、というようなことを意識してやっています。

-さて、続きましてのバトンは、黄色を選んでくれました。

山縣:「陸上以外の趣味」。習字と魚つりですね。

-趣味となると動きの少ないものになりますね。

山縣:そうですね。普段動いているので、そこは間をとっていかないといけないかなと。あと、集中している時間が凄く好きで、集中している時間なら何時間でも耐えられる。できれば一日中、ボーっと海を眺めてひたすら糸を垂らしていたい、みたいな。集中とともにリフレッシュですね。
習字は、ただ筆を持って、上手に字を書くことができた時が楽しいですね。習っていなかったので、あまり上手じゃないですけど、YouTubeとか見ながら、「何とか先生のお習字教室」といったものを見ながら、コツを勉強して書いています。何をやるにしても、本格的にではないですが勉強するというか、好奇心があるみたいです。

-さて、ここからは、一社会人としての山縣選手に迫っていきたいと思います。山縣選手がセイコーに入社したのが2015年。今年10月には、岩手国体の後、岩手県雫石町の高級時計工房に行かれたそうですね。

山縣:工房に行って、機械式腕時計の組立や工場見学をさせてもらいました。腕時計の組立は凄く細かかったです。ピンセットの先から見えるか見えないかのような小さなネジをはめて、ドライバーで締めたりしました。

-山縣さんは1/100秒という時を刻むランナーであり、時計も細かいところを刻みながらできている。

山縣:そうですね。自分の走りとの共感を覚えて、自分も100mの職人になりたいと思いました。

-残念ながら、そろそろ、お別れの時間がきてしまいました。話を伺っていて、動の部分、走るトレーニングや走る本番と、そこから一線を画した静の部分の使い分けが非常にうまくできている方だと思いました。言葉を吟味しながらお話くださって、距離を近く感じるようになり、ファンになりました。最後に一言メッセージをお願いします。

山縣:来年の世界陸上で9秒台を出して決勝に残りたいと思いますので、これからも応援よろしくお願いいたします!

【山縣亮太選手(左)とニッポン放送アナウンサー 師岡正雄さん(右)】


*文章としてわかりやすくするため、また、抜粋するため、言葉を補足する他、放送中の表現と一部表現を変えているところがあります。予めご了承ください。

・番組名  :  Seiko presents "Baton to the Future"~山縣亮太 未来へのスタート~

・放送局  :  ニッポン放送、中国放送

・放送日時 :  2016年12月23日(金・祝)
        ニッポン放送 13:00~14:00
        中国放送   12:00~13:00






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ニッポン放送:「Seiko presents"Baton to the Future "~ 山縣亮太 未来へのスタート~」
中国放送 :「Seiko presents"Baton to the Future "~ 山縣亮太 未来へのスタート~」