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山縣亮太選手 高級機械式腕時計の組立に挑戦!

2016年11月18日

セイコー社員の山縣亮太選手が、いわて国体でのレースの後、岩手県雫石町にある雫石高級時計工房を訪ねました。雫石高級時計工房は、日本で唯一高級機械式腕時計の一貫生産ができる専門工房です。
製造現場で過ごした山縣選手の一日をご紹介します。

- 10:00 高級時計工房 見学

午前中は工房の見学です。まず、展示パネルと部品を見ながら組立工程について学びます。次に、部品を製造している現場へ。部品を手に取り間近に見ると、高級機械式腕時計が、このように小さな部品200~300点もが複雑に組み合わされて作られていることに驚かされます。



そして、見学のクライマックス、熟練の時計技能士たちが、一つひとつ手作業により高級機械式ムーブメントの組立・調整を行っている工房内へと足を踏み入れます。この工房に入れるのは、精鋭中の精鋭約20名。山縣選手は、顕微鏡を覗きながら、集中してピンセットで細かい作業をすすめる技能士たちの様子を息を詰めながら見守り、その素早さと正確さにしきりと感心していました。


- 13:00 銀メダル獲得報告会

昼食を終えると、500名もの社員が待つ体育館へ。山縣選手からは、「セイコーが、部品製造から組立、調整、出荷までを一貫して行う"マニュファクチュール"であることにシンパシーを感じます。自分はずっと、一人で考えて練習に取り組むスタイルでやってきました。全てに一人で取り組むのは難しいことですが、そうやって陸上に取り組んできたことを誇りに思っているので、同じ姿勢に共感を覚えます。」と、自身との共通点に着目した山縣選手ならではの挨拶がありました。


【銀メダル報告会 社員と記念撮影】

- 14:00 高級機械式腕時計の組立に挑戦

午後は高級機械式腕時計の組立に挑戦です。ピンセットで小さな部品をつまんだり、小さなネジをとめたりと、細かい作業が続きますが、山縣選手は持ち前の集中力を発揮して、スムーズに組立がすすんでいきます。

そして、いよいよ最難関のてんぷの組み入れです。てんぷは、機械式腕時計の精度を左右する非常に重要な部品です。ピンセットで部品をつまみ、左手でムーブメントを乗せた台を回して噛み合わせを調整しながら部品をはめていかなくてはなりません。何度も繰り返しした後、やっと上手く収まると、「やった!」の声とともに、思わずガッツポーズ。山縣選手は、動き出したムーブメントを見つめ、「嬉しい」「こんなに嬉しいと思わなかった」と何度も繰り返していました。


- 16:00 技能五輪出場社員と交流

高級機械式腕時計の組立を無事終えた山縣選手の元を、近々、技能五輪に出場する三人の社員が訪ねてきました。山縣選手が応援旗に書いたメッセージは、「人事を尽くして天命を待つ。最高の準備を!」というもの。試合前に考えられ得る最大限の準備ができれば結果はついてくる、という自身の経験から出てきた言葉を贈り、山縣選手は一人ひとりと硬い握手を交わしました。



- 16:30 一日を振り返って

「高級機械式腕時計の組立は難しいと聞いていましたが、思った以上に疲れました。動いた時は、"やったー!"と思って凄く嬉しかったです。工房で素早く正確に組立をすすめられる職人の方々を見て、さすがだなと思いました。」と、一日の感想を語った山縣選手。
セイコーの高級機械式腕時計を支える匠の技と志に触れることのできた充実した一日となりました。

雫石高級時計工房

見学は随時受付けています。(要事前予約) 
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