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130年の技術がひらく未来130年の技術がひらく未来をテーマに、服部社長と事業会社の若手社員による座談会を行いました。
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皆さん、今日は座談会にお集まりいただきありがとうございます。まず最初に自己紹介をお願いします。
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セイコーウオッチ(株)2007年入社です。入社時から国内レディースブランドウオッチの商品企画を担当しています。昨年からはルキアを担当しています。
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セイコーインスツル(株)2003年入社です。電子辞書やレストランのオーダリングシステムの営業を担当し、現在はクレジットカードの決済システムを担当しています。
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セイコープレシジョン(株)2004年入社です。入社当初はタイムサーバーの開発を担当し、現在はネットワーク機器のファームウェアの開発を担当しています。
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セイコーは今年、創業130周年を迎えたわけですが、皆さんはどのような思いをお持ちですか?
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私の上司がよく「10年後、20年後、自分は会社にいないかもしれないが、その時に、若い世代が活躍できる環境を創っていかなければならない」と話してくれます。同じように先人たちが常に10年先、20年先のセイコーの繁栄を考えて来たからこそ130年もの間、続いて来たのだと思います。
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私も130年の重みを感じています。先人たちの知恵や努力に感謝するとともに、これからは私たちがセイコーの歴史をつないでいかなければなりません。それにはグループの結束力を一層高めることが必要だと思います。
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私が思うのは、セイコーは130年の間、常に多くの新しい価値を生み続けてきたということです。私も開発者としてこの流れを止めてはいけないと身の引き締まる思いです。
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確かにセイコーにとってこの130年は技術革新の連続でした。しかし優れた技術も、それを活かす努力をしなければ埋もれてしまいます。事業単体の技術を磨くだけでなく、事業間で情報を共有し、技術を活かしていく仕組みを考えなければなりません。日本企業を取り巻く環境は、リーマンショック、円高、震災などの困難が続いていますが、私は130周年という節目の今こそ、新しいセイコーとして、次の飛躍を目指す絶好の機会であり、これからが楽しみだと考えています。
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ところで皆さんは、セイコーが今後さらに飛躍するために何が必要だと思いますか?
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現在、決済サービスや飲食店等のプロモーションなどクラウド型サービスの拡大を目指していますが、そこで求められるのは構想力だと考えています。グループ内には、様々な技術やリソースがありますが、そうしたものを上手く組み合わせることによって新たなサービスを生み出し、ワールドワイドにビジネスを展開していきたいですね。
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ただ、せっかく色々な技術があるのに、各社の事業が多岐にわたっているため、同じグループ内でも各社が何をやっているのか、どんな技術があるのか知らない人が多いのではないでしょうか?もっとグループ内で情報を共有して、お互いのリソースを上手に活用することが必要だと思います。
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全く同感です。そういう意味では、セイコープレシジョンの省エネソリューションパッケージ「GreenTALK」は好例だと思います。「GreenTALK」自体は、ビルや工場のエネルギー監視や制御を行うためのシステムですが、ここにセイコーインスツルが開発したエネルギーセンサーノード「Mr.匠エネ」が標準装備されたことで、建物内のセンサーの設置からシステム管理までの総合的な省エネソリューションが提供できるようになりました。
グループ各社それぞれに魅力ある製品や技術がたくさんあるわけですから、お互いもっと活用できるよう事業間の社員のつながりを強める機会を創っていきたいと思います。
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私はネットワーク機器の開発をしていますが、世間では「セイコー」というとウオッチや精密機器・部品のイメージが強く、ネットワーク機器のことについてはあまり知られていません。お客様の認知度が高まるような製品を開発し、存在感ある事業にしたいと思っています。
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中期経営計画では、「ウオッチ、電子・メカトロデバイスに続く『第3の事業』につながる新たな付加価値創出の実現」を基本戦略に掲げています。是非ともネットワーク機器がセイコーの「第3の事業」へとつながるよう、画期的な新製品の開発を期待しています。頑張ってください。
それからお話しの通り、世間では「セイコー」というと時計製品以外はあまり知られていません。そこで、投資家や証券アナリストを会社に招き、セイコーグループの多岐にわたる事業や高い技術力を紹介する機会を設けています。今後もこうした広報、IRの活動に力を入れていきたいと思います。
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これは当たり前のことですが、消費者の心をつかむことの重要性を感じています。特にウオッチのように、機能や価格以外に、消費者にとっての感性が求められる商品では、企業の目線ではなく、企業側がもっと消費者に寄り添い、ともに考えていく姿勢が求められます。それにより事業の新しい可能性が開けていくのではないでしょうか。
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牧野さんが言うとおり、大切なのは消費者の生の声です。消費者が今、ウオッチに何を求めているのか、どんなことに共感するのかは、オフィスでいくら考えても答えは出てきません。営業だけでなく企画担当者も店頭に足しげく顔を出したり、消費者との座談会で消費者の生の声を直接聴くといったことが大切です。是非、お客様とのと接点を増やし、お客様の心をつかむ提案を期待しています。
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欧米を中心としたこれまでのグローバル経済から、ビジネスの主戦場が中国、インドなどの新興国市場へ急速にシフトするなど、世界はまさに大きな転換期を迎えようとしています。そうした状況の中でいかに時代に即した商品を提供できるかが、今後、厳しい競争の中で生き残る鍵となります。
それには、皆さんのように若い人たちがワイワイ議論したり、組織の枠にとらわれること無く、事業間を横断的に走り回り、新たな製品や課題解決の為のアイデアを次々に提案していくといったことが必要です。
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私も事業会社の枠を越え、近いジャンルの事業はお互いに協力し、一緒に展開したいと思っています。新製品の提案とはちょっと違いますが、例えばセイコーが大切にしている品質の基準などのグループ統一化をはかることも大事だと思います。
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品質の向上は全社一丸で取り組まなければならないテーマです。製品別の基準統一化には、まさに横の連携をはかることが不可欠です。
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品質については、セイコーの石橋を叩いて渡る姿勢がお客さまの信頼につながっている一面もあります。基準の統一化は各社がお互いに歩み寄りながら、足並みを揃えていくしかないと思います。
話は変わりますがセイコーの長い歴史の中で、クオーツウオッチの誕生は人々の生活を大きく変えた瞬間だったと思います。ゼンマイを巻くことや時刻を合わせる煩わしさから解放されたわけですからね。次の130年の間で、同様なことが出来たら良いと思います。セイコーが持っているパズルピースを上手く組み合わせれば必ず出来るような気がします。
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それにはもっと社員同士がお互いフランクに話し合えるような機会を増やすことが大事だと思います。そのためにSIIでは非公式なイベントですが、新入社員から入社10年目位までの若手社員が有志で集まる交流会が行われており、情報交換とともにお互いを刺激し合う機会になっています。
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是非、そういった機会を広げてください。現在は事業分野が多岐にわたっているので組織が細分化され、その分、コミュニケーションの壁が存在しているかもしれません。そこで、先ほども少し触れましたが、社員同士が知り合い議論できる場をもっと作るために、グループ横断の総合研修を充実させていきたいと考えています。良い製品やサービスは自由闊達な議論から生まれるものです。是非皆さんも積極的に参加して人的ネットワークを沢山作ってください。
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今日はいろいろな意見を聞かせてくれてありがとうございました。これからのセイコーを支える若い人たちが日頃から高い問題意識をもって取り組んでいることを知り、大変頼もしく感じました。では最後に一人ひとりからステークホルダーに向けたメッセージをお願いします。
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創業130周年というと古臭いイメージを持たれがちですが、そのようなことはありません。常に技術革新を追求し、IT、ナノテク、電子デバイスなどの最先端の分野でも、これまでに積み重ねてきた技術やリソースをうまく利用しながら新しい未来に向かっていこうという機運があります。特に学生の皆さんにはそのことを伝えたいですね。
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私は、セイコーインスツルと統合したことによって、必ずや新しいセイコーに生まれ変わるということを伝えたいです。そして社員の皆さんには、「1万8千人のグループ社員の知恵とアイデアを結集し、さらに良い会社にしていきましょう」と言いたいですね。そのためにも服部社長には、新しいセイコーへの思いや考えをSSステーション(社長webサイト)などを通じてどんどん発信していただきたいと思います。
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私は先ほどの繰り返しになりますが、担当するシステム事業が、ウオッチ、電子メカトロデバイスに次ぐ、第3の柱になるべく、進化、発展を続けていることをしっかりとステークホルダーの方々にアピールしていきたいです。
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それでは最後に私からです。セイコーは、2009年にセイコーインスツルを統合し、メーカー色の強い、先進技術を追求する技術者集団に生まれ変わりました。また、コーポレートガバナンスを再構築し、老舗企業にありがちな古い企業体質を無くし「時が求める商品と職場」の追求をはじめとする3つの経営方針を掲げ、実践しています。これらを通じ私たちは、「世界のセイコー」に恥じないよう、お客さまをはじめステークホルダーの皆様に安心と満足を提供し、豊かな社会創りに貢献していきたいと考えています。
次は、マネジメントです。